「二つの音楽会」大盛況で、無事に終わりました!
私はほんとにしんどい一週間でしたが、皆さんよく頑張りました~!
ひとつでも、コーラスのリサイタルをするのは大変ですが、今回は二つ。
それにショウの要素、演劇的な要素を含んだ構成。
ハーモニーの美しさを奏でるだけではなく、見せる要素をふんだんに取り入れた企画にしたので、気が休まる時がありませんでした。
よくこんな企画を考えたものだ~と、自分でも思いましたが、最後まで皆さん私にくっついてきてくれて本番では最高のパフォーマンスをしてくれたことに、本当に感謝の言葉しかありません。
なんでこんなしんどいことをしているのだろう~とも思いますが、やっぱり終わった後の笑顔が見たいからなんだろうな。
今回は、ホールの技術者さんの腕にもかかっていました。
三日前からホールを押さえていたので、技術さんとは膝を交えて長い長い話し合いをして、心許せる間になりました。私のやりたい理想を詳しく説明して、このホールで出来ること、不可能なこと、またこういうことならできると、納得がいくまで話し合いをしました。
本番は私の意向をくんで素敵な照明をつけてくれました。
オペラはある程度上手くいく予想が立っていたのですが、ベルクールの方は、背景は通り一遍の色合いのホリゾント幕になるだろうと半分あきらめていました。が、粘り強く画像を見せ、こんな具合の照明を作ってほしいと何度もお願いすると、技術さんも「いいねえ~、やってみるか~」と、LED照明をプラスしてくれて、非常に効果的な映像を作ってくれました。ベルクールの演奏が際立ったのは照明効果のおかげもあると思います。コーラスのコンサートもついにここまで来たか~という思いでした。
そして本番目の休息の時間に突然、ベルクールの楽器の出し入れで暗転の時間が3分も続くのはお客さんにとっては不可解だから、明かり入れて休憩を取るか、なにかナレーションを入れた方がいいのでは・・・と言われて、焦りました。
急にアナウンスを頼まれたら誰もが嫌がるだろうし・・・と、仕方なく、私が昼ごはんもそこそこにプログラムの解説をナレーション用に書き直し、マイクテストして、急場をしのぎました。
そのあと、本番。
無難に切り抜け、なに食わぬ顔で指揮に入りました。「先生、すごいね~」と技術さん。
急な変更にも対応できるプロ意識!
へへへ!またひとつ私は自信に繋がりました。
こういうアドバイスをくれたのも、私といい関係になれていたからでしょう。
感謝しています。
オペラは、もうある程度上手くできると確信を持っていましたが、私が思っていた以上に皆が自然体で、どんどん台詞言い回しが上手くなって、もうみんなが役柄を楽しんでいました。
技術さんからも。「先生、また一緒に仕事しようよ~」
今度はもっと細かいところまで打ち合わせをして、僕らも腕上げておくよ~と!
こんな具合に舞台さんと仕事したことがなかったので、本当にうれしかったです。
まあ、オペラは、音楽、劇、踊り、照明舞台が一体となった総合芸術ですから、すべてが絡み合わなければ上手くいきません。
是非、再演をしたいです。小道具、衣装はばらさないで保管して再演に備えてます。
学校の現場などでも出来たらいいのだけど。
要望、ご相談に乗りますので、宜しくお願い致します。
京都新聞に掲載の予定です。
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