オペラワークショップ

フランス歌曲のスペシャリスト、ル・ルー氏の講習会が終わった後は、オペラシアター「こんにゃく座」のトップ歌役者、大石哲史さんの合宿道場に参加してきました。

「こんにゃく座」はあの有名な「森は生きている」の林光さんが座長を務められた劇団です。

林光さんの曲を中心に歌ってられます。

今回は、オペラを作る稽古をするというので、私も参加してきました。

連休4日と5日、1日8時間の合宿。

非常にハードでしたが、楽しい2日間でした。


今回は、林光作曲の「セロ弾きのゴーシュ」のゴーシュと狸のシーンを、二人一組になって演技して歌う課題でした。

大石さんはこのオペラを900回は上演していると言われる!!

すご~い!


大石さんの指導は、最初に楽譜を渡さないで、張り出された歌詞を見て、耳コピーしながら、一節づつ覚えていくやりかた。

私は「セロ弾きのゴーシュ」を歌うのは初めてで、このオペラを見たこともなく、曲を覚えるのに四苦八苦。

語り口調で曲が進むので、なかなか頭に音が残らない。

今まで、楽譜を見て音を頭に入れていた私は、耳から音を取って歌っても、またすぐ忘れる。

半分ほど進んでやっと楽譜がもらえて、ああ、こういう音になっていたのね!と判断!

楽譜の音を追って歌うと、音を歌うことに頭がいってしまい、言葉に注意がいかなくなってしまう。それは、私の今までの経験からもよくわかる。

初日、夜9時まで練習が続き、明日は、皆の前で発表しなくてはならず、家に帰ってサロンに籠って、夜11時近くまで、必死にこそこそと練習して覚えた。

今日は朝9時から開始。

各チームそれぞれの演技、表現の仕方がユニークで、色々と勉強させられた。

私もいつか、観てわかる日本語のオペラを上演してみたいな。